多様な人や文化・モノが集結する渋谷。 この街にふさわしい、新しい “お土産” とは??
渋谷未来デザインとeiiconのコラボレーションにより、渋谷の新しいお土産のアイデアを募り、5月にはアイデアピッチが開催。 その最終審査のフィードバックを経て、2つのプロジェクトアイデアが、渋谷リバーストリート「WORK PARK PACK」を舞台に、社会実験としてテスト展開されました。
街中で育てて食べられる渋谷野菜(シブヤサイ)
【開催日時】6月24日(月) ~ 28日 (日)
プランティオ株式会社によるこのプロジェクトでは、渋谷で野菜を育て、食べるという体験を“お土産”として展開する一例として、渋谷で育てたホップを使った“メイドイン渋谷”のクラフトビールを作るという企画を展示しました。
AIやIoTを活用した特殊なプランターを使用するアーバンファーミング(都市農園)を展開することで、渋谷の新しいお土産体験を創出できるとするこのプロジェクト。 会場となった渋谷リバーストリート「WORK PARK PACK」のコンテナでは、その次世代プランターと、そこに植えつけられたホップが展示され、蒸し暑い6月の渋谷で「ビール」の文字に引き寄せられた多くの方々の目を輝かせていました。
渋谷で育ち作られたビールを飲み、また渋谷が好きになる、そんな役割を担うことができるお土産としていつの日か、愛される日が来ることを願っています。
ブースには、個人では蒔ききれない野菜の種を分け合う、「シェア・シード」のコーナーも。
渋谷をウェアラブルによる視覚拡張体験創出のエコシステムに
【開催日時】6月28日 (日) 11:00~17:00
会期最終日には、もうひとつのプロジェクトが体験展示を実施。
これはスマートグラスやヘッドマウントディスプレイに代わるあたらしいウェアラブルデバイス「b.g.」を開発する株式会社Enhanlaboが提案する“新しいお土産“。次世代のウェアラブルデバイスを使った新鮮な“体験”自体を、様々なカルチャーが根ざす渋谷という都市のお土産として持ち帰ってもらう、というアイデアです。
今回会場では、難易度の高い折り紙を折ってみる体験が用意されました。
体験者はデバイスを通して手順動画を見ながら作業することで、視界に広がる上級者の手順を手元で真似るだけで、高難度の折り紙も折ることが出来てしまう、というもの。
(今回は渋谷にちなんで「ハチ公」を折っていただきました)
老若男女問わず、楽しく作業をしている様子が印象的だったこの体験ブース。
たかが折り紙といえばそれまでですが、自分が思っていた以上の実力を発揮出来てしまうような不思議な体験に、皆自然と笑顔がこぼれ、これもまた、新しいお土産のかたちとして、渋谷を訪れる皆さんに喜んでもらえる可能性を感じさせるものとなりました。