多様なアイデアと社会の未来をつなぐ出会いの場を創出し、渋谷から新たな文化・産業を生み出す「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」を2025年10月27日(月)〜11月3日(月)に開催します。「SOCIAL INNOVATION WEEK」は、社会の課題解決とより良い未来の創造を目指し、2018年より多様な連携とアイデア創出を通じて開催して、今年で8回目を迎えます。過去には、この場から様々な革新的なプロジェクトが生まれています。
10月28日(火)、10月31日(金)に行なわれる「SIW DIALOG」では、渋谷区の職員とパートナー企業、地域団体、商店会などが一堂に会し、行政課題を共創的に解決する仕組みを構想。「環境」「教育」「都市防災」をテーマに、渋谷をフィールドにした実践的なディスカッションを展開します。
行政と民間が対等に意見を交わし、実証実験や新たな連携へとつなげていく“共創の場”として、ぜひご注目ください。
SOCIAL INNOVATION WEEK 2025 https://social-innovation-week-shibuya.jp
環境
都市の緑化で街を冷やす!
都市部のヒートアイランド現象や地球温暖化による高温化は、私達の暮らしにさまざまな影響を及ぼしています。本セッションでは、その適応策の一つとして効果のある「室外機緑化」に焦点を当て、効果の程度が知られていないこの適応策をどのように渋谷の街へ広げていけるのか検討します。
「SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECT」において得られた、緑化による冷却効果や環境負荷軽減の成果を基に、専門家や実践者を交えて「都市の暑さとどう向き合うか」「緑の力をどう都市に取り入れるか」を議論します。
日時:2025年10月28日(火)13:00 – 14:00
会場:渋谷区役所 15階
登壇者(敬称略):
片岡碧人 ダイキン工業株式会社 設備営業部 GX推進担当
松岡佐知 渋谷区環境政策 課長
高橋尚宏 東急不動産株式会社 環境アセット推進部
竹林英樹 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻 准教授
久保田夏彦 一般社団法人渋谷未来デザイン コンサルタント
観覧申込み:https://dialogcnud.peatix.com/
コミュニティーで取り組む夏の節電
近年の猛暑は私たちの暮らしに大きな影響を与えており、エアコンに頼るだけでなく、地域で取り組める省エネ対策が求められています。本セッションでは、最新の設備技術や企業の取り組みから、地域商店街の実践、ナイトシフト等の施策、そして身近な「打ち水」のような昔ながらの知恵まで、幅広い視点で「夏の節電」を考えます。
日時:2025年10月28日(火)14:10 – 15:10
会場:渋谷区役所 15階
登壇者(敬称略):
駒井諒子 ダイキン工業株式会社 設備営業部 課長
早川聡彦 渋谷公園通商店街振興組合 副理事長
大橋一隆 株式会社オープン・エー 共同創業者 / クリエイティブディレクター
加藤博是 渋谷区 産業観光文化部長
久保田夏彦 一般社団法人渋谷未来デザイン コンサルタント
観覧申込み:https://dialogcnud.peatix.com/
教育
探究学習の可能性
すでに多様な現場で実施されている「探究学習」について、過去のSIWでの議論や、これまでのワークショップで生まれた実践知を踏まえながら、その枠組みを超えて、より創造的で本質的な学びの在り方を問い直す場とする。特に行政・教育・地域の実践者が、従来の役割や制度的な前提を越えて「何を学びとするのか」「まちはどのように学びの場となるか」を体感的に共有し、再構築していくための対話の場を目指します。
日時:2025年10月28日(火)15:20 – 16:20
会場:渋谷区役所 15階
登壇者(敬称略):
佐々木 健介 一般社団法人シブタン 理事
市川勝利 教育委員会 指導主事
長田新子 一般社団法人渋谷未来デザイン 理事・事務局長/SIWエグゼクティブプロデューサー
公園からつくる新しいスポーツカルチャー
渋谷区は、区内全域を「15平方キロメートルの運動場」と捉え、思わず体を動かしたくなるまちづくりを推進しています。近年は、道路や学校に加えて公園を活用し、新しいスポーツカルチャーを通じて人と人がつながる動きが広がっています。SIW2025では、宮下公園に仮設ピックルボールコートを設置し、公園空間の教育的・社会的価値を再考する実証実験を実施。「公共空間で学ぶ」「地域でスポーツを育てる」——そんな新しい教育のかたちを探ります。
日時:2025年10月28日(火)16:30 – 17:30
会場:渋谷区役所 15階
登壇者(敬称略):
星野瞳 三井不動産株式会社 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部
三島昌彦 株式会社ティップネス ウェルネス営業部長
中村貞裕 代表取締役社長 CEO
金山淳吾 一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事/SIWエグゼクティブプロデューサー
都市防災
もしもPJが見据える、都市防災の未来
東日本大震災から10年を機に立ち上がった「もしもプロジェクト」は、渋谷を舞台に、行政・企業・地域・来街者が共に防災・減災を考える取り組みとして展開してきました。いま、私たちは「備える」だけでなく、「支え合う」都市のあり方を問われています。もし首都直下地震が発生すれば、帰宅困難者や避難生活者は数百万人にのぼると想定されています。そのとき、行政や制度だけでは届かない“共助の力”が、街の強さを左右します。
本セッションでは、これまでのもしもPJの活動を振り返りながら、都市防災の最前線における実践を再定義。街のインフラ・テクノロジー・カルチャーをどう活かし、誰もが行動できる“共助コミュニティ”を育むかを議論します。
日時:2025年10月31日(金)9:30 – 10:30
会場:渋谷サクラステージ
登壇者(敬称略):
長谷部健 渋谷区長
坂本隆浩 こくみん共済 coop <全労済> 代表理事 専務理事
観覧申込み:https://siwdialogbosai.peatix.com/
〜復興のあり方〜 (仮)
災害はいつか必ず起きる——。
大切なのは「もしも」の日の“後”、どのように人と社会を支えていくかです。
こくみん共済 coop が取り組む被災後の生活再建支援や、地域・学校・企業が連携する防災教育の実践は、「制度としての支援」と「人としての支え」を両輪に、共助の文化を日常へと根づかせる挑戦です。
本セッションでは、金銭的支援・教育・地域連携という異なる視点から、“もしもの後”にこそ問われる共助のあり方を再考。渋谷のまちを起点に、世代や立場を超えて支え合う社会をどう育むかを探ります。
日時:2025年10月31日(金)10:40 – 11:40
会場:渋谷サクラステージ
観覧申込み:https://siwdialogbosai.peatix.com/
プログラムの詳細・参加申込(無料)はこちらをご覧ください。
SOCIAL INNOVATION WEEK 2025 https://social-innovation-week-shibuya.jp
SOCIAL INNOVATION WEEK 2025 開催概要
日程:2025年10月27日(月)〜11月3日(月)
プロデューサー:金山淳吾(一般財団法人渋谷区観光協会代表理事) / 長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長)
主催:一般社団法人渋谷未来デザイン
共催:渋谷区
後援:一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷再開発協会、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント
パートナー:東急株式会社、東急不動産株式会社、三井不動産株式会社、アクシスコンサルティング株式会社、株式会社INFORICH、こくみん共済coop〈全労済〉、キユーピー株式会社、KDDI株式会社、ダイキン工業株式会社、大日本印刷株式会社、フィリップモリスジャパン合同会社、VML&OgilvyJapan合同会社、17LIVE株式会社
SIW2024の実施レポートとアーカイブ動画は、SIW公式サイトにてご覧いただけます。
https://social-innovation-week-shibuya.jp/