フィリップ モリス ジャパン合同会社と共同で、渋谷区の喫煙環境を改善するプロジェクト「Action for 0」を発足しました。
このプロジェクトは、渋谷未来デザインが主導する、渋谷区を安全で安心な街にする「渋谷グッドマナープロジェクト」の一環です。
フィリップ モリス ジャパン合同会社は「煙のない社会」を目指し、紙巻きたばこ事業から段階的に撤退し、煙の出ない「加熱式たばこ」への切替えを進めると同時に、公衆衛生の観点から加熱式たばこ専用スペースの開発にも力を入れてきました。このたび、渋谷区の多様な個性を尊重し、社会的課題の解決策と可能性をデザインする渋谷未来デザインとPMJが共創し、たばこに関する渋谷の都市課題“ゼロ”を目指し、20歳以上の喫煙者の意識改革と喫煙環境の改善するソーシャルアクションを官民連携で推進します。
従来から渋谷駅周辺では、ハロウィンや年末カウントダウンなどの特定日のオーバーツーリズムに対し、夜間帯の路上飲酒禁止の条例施行など規制強化が実行されてきました。上記特定日以外でも、たばこの吸い殻のポイ捨てや、喫煙所以外での喫煙による受動喫煙が社会課題として挙げられており、行政機関を含む地域のステークホルダーが改善を求めています。
「Action for 0」は以下のたばこに関するマナー改善アプローチを中長期で行い、都市問題解決に向け取り組みます。
重点取組事項
1. たばこに関わる都市課題の定性・定量的調査
2. 路上・公共空間のクリーンアップ活動
3. 屋外広告含む国内外の喫煙者に対するマナー・モラルの啓発
4. 産官学民での課題共有・対話の場の創出
5. 課題解決型の喫煙環境の構想と整備
フィリップ モリス ジャパン合同会社 環境開発部 部長
鶴岡斉氏のコメント
当社はIQOSの販売に留まらず、加熱式たばこ専用スペースの開発にも力を入れており、自治体や民間企業と協力しながら、加熱式たばこユーザーや喫煙者と非喫煙者が共存できる環境の整備を進めています。今回は加熱式たばこ専用スペースの設置のみならず、渋谷未来デザイン様とのコラボレーションにより、たばこに関する課題の本質を把握し、産官学民で地域の課題解決に向けて足並みをそろえて取り組むことができることを大変嬉しく思います。
一般社団法人渋谷未来デザイン ジェネラルプロデューサー
金山淳吾のコメント
渋谷駅周辺は、成熟した国際観光都市に向けて100年に一度の大規模再開発が進行しています。一方で、多くの人々で賑わっているからこその課題も顕在化しています。ゴミやたばこの吸い殻のポイ捨て、路上喫煙、禁止時間帯の路上飲酒、ハロウィン等の局所的なスーパーオーバーツーリズム下の様々なトラブルは、1日でも早く解決しなければならない課題です。
そんな中、2023年に立ち上がった「渋谷グッドマナープロジェクト」の中から喫煙にまつわる課題解決を目指すプロジェクトとして、これまでにない視点での環境調査、課題分析の取り組みがスタートすることに大きな意義を感じています。
喫煙者のマナーやモラルの形成だけではなく、未来の渋谷のあるべき喫煙環境のあり方について、官民連携で理想系を模索していくことを積極的に推進していきたいと考えています。
煙のない社会を目指すフィリップ モリス ジャパン合同会社について
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、PMIの日本における子会社です。日本で販売されるPMI製品のマーケティング・販売促進活動を行っています。PMJは1985年に日本で営業を開始して以来、事業拡大と成長を続け、全国に約1,600人の従業員を擁し、日本のたばこ市場で約42.8%のシェアを有する、加熱式たばこを中心に市場を牽引する企業です(2025年6月末時点)。PMJはPMIが掲げる「煙のない社会」を目指す取組みをここ日本で推進しています。 PMJの「煙のない社会」の実現を目指し、加熱式たばこのみ利用可能な「煙のない」施設や観光地などを全国で広げる取組みに関して詳しくはPMJウェブサイトをご覧ください
https://www.pmi.com/markets/japan/ja/home
渋谷グッドマナープロジェクトについて
2023年9月、渋谷区における「迷惑路上飲酒ゼロ宣言」に伴い、安全安心な国際成熟都市を目指した「渋谷グッドマナープロジェクト」を発足しました。多様なステークホルダーと連携して、都市空間の中に顕在化している様々な地域課題を解決するアクションにつなげていきます。マナーやモラルの啓発、法律や条例などの周知、地域インフラの整備などを推進し、渋谷の安全・安心・きれいなまちづくりを楽しむカルチャーを醸成します。
https://shibuya-good-manner.com