文化服装学院の学生と共創、 アパレルDXによる作品のデジタル展示と受注販売を実現

プレスリリース
360度コンテンツのau XR Door表示イメージ。画面をタップして受注販売サイトへ遷移できる。
ファッション業界の将来を担う、デジタルニーズに対応したクリエイターの育成を支援

学校法人文化学園 文化服装学院と一般社団法人渋谷未来デザイン、KDDI株式会社は2022年11月3日から、ファッション業界の将来を担うクリエイターの育成を目指し、文化服装学院インダストリアルマーチャンダイジング科3年の学生が企画・制作したデジタルコンテンツの展示と一部作品の受注販売をおこないます。スマートフォン上に360度のデジタル展示を行うことで、学生作品の世界観をより豊かに表現可能とし、ウェブ上から受注販売サイトへもスムーズに遷移できます。
学生が作成したデジタルコンテンツと実物のサンプルを、2022年11月3日から11月5日まで開催の文化服装学院文化祭および、2022年11月8日から11月13日まで開催の都市型ソーシャルイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022」内にて展示します。
なおデジタルコンテンツは、体験用URLから誰でも体験いただけます。

現在のアパレル業界は、サプライチェーン全体で、原材料調達、製造、サンプルや余剰在庫の廃棄によって大量のCO2が排出されており、環境負荷の高い産業と言われています。
本取り組みは、業界の課題に対してKDDIが推進するアパレルDXのシステムなどを活用することでファッションの表現の可能性を広げながら、サステナブルなモノづくりを支援することを目的に、渋谷未来デザインとKDDIが2021年11月に開始したプロジェクト「Fashion meets Technology in SHIBUYA」(注)の活動の一貫です。

文化服装学院インダストリアルマーチャンダイジング科は、企業とのコラボレーションを通して企画・制作のフローを経験し、アパレル業界で即戦力となる人材育成に力を入れています。今回は金沢を中心に合成繊維の新しい価値と可能性について研究・開発するテキスタイルブランド「Kajif(カジフ)」の合成繊維を使用したアパレルブランドの企画から、商品化を前提とした作品のデザイン・制作までをおこない、一部は期間限定で受注販売を実施します。

KDDIは、360度のVR空間をスマートフォンで手軽に体験できるウェブサービス「au XR Door」をプラットフォームとして提供し、作品をデジタル上で展示する取り組みを学生との共創で実現しました。360度のデジタル展示をおこなうことで、学生自身が企画したブランドコンセプトや作品の世界観をより豊かに表現することができます。また、ウェブ上にコンテンツを構築することで、受注販売サイトへもスムーズに遷移が可能です。
KDDIはテクノロジーを通じたサンプルレスな衣服作りや余剰在庫削減に取り組むとともに、アパレル業界の将来の担い手である服飾専門学生へのデジタル支援を実施しています。今回の学生が企画した衣服の360度のデジタル展示を実施し、受注販売で製造コスト・資材を低減する取り組みは、アパレルDXによるサステナブルなサプライチェーンの実現にもつながるものであると考えます。

文化服装学院、渋谷未来デザイン、KDDIは、ファッション業界の将来を担う学生にテクノロジーを活用したサステナブルなモノづくりを経験いただくことで、将来的なデジタルニーズに対応したクリエイター育成と将来を見据えた社会課題の解決を目指します。

体験用URL
https://www.xrdoor.xreality.au.com/shop/imd/
※スマートフォンからアクセスください。

企画展示
1.文化服装学院 文化祭2022
・日時:2022年11月3日(木・祝)~5日(土)
・場所:文化服装学院 B館10階 B106(東京都渋谷区代々木 3-22-1)
詳細はこちら

2.SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022
・日時:2022年11月8日(火)
・場所:渋谷ストリーム ホール 4Fエントランスロビー
(東京都渋谷区渋谷三丁目21番3号)
※ご来場に際し、事前登録(無料)が必要です。事前登録はこちら