ネクイノ×渋谷未来デザイン「#しかたなくない」 学生・専門家・企業など約20名が新たな性教育のカタチを共創する 『性共育プロジェクト』始動

プレスリリース

生理のこと、カラダのこと、性のこと。その「しかたない」は、きっと全然、しかたなくない。 5/15(日)NEWPEACE Inc.オフィス(目黒)にてワークショップDAY1を開催

オンラインのピル処方サービス「スマルナ」を展開する株式会社ネクイノと渋谷未来デザインが協働し、カラダや性にまつわる「しかたない」を見つめ直し、今よりも健やかな未来に向けて立ち上がった「#しかたなくない」プロジェクト。2021年12月の発足時には、12種類のテーマによる「#しかたなくない」屋外広告で渋谷駅周辺をジャックし、同時に創刊したオリジナルマガジンを渋谷109前にて約8,000部無料配布を行いました。

そして2022年5月より、12種類のテーマのうち「この国の性教育が後回しになっているのは #しかたなくない」にフォーカスした実装活動『性共育プロジェクト』が始動します。

限られた学校や企業での性敎育だけでなく、立場や世代を超えてもっと身近に学び合い、深め合える 「性“共”育」という新たなジャンルを、企業・学生・専門家・医師をはじめとした約20名の有志が共創し、渋谷区から広げていきます。同年11月のSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022に、「性共育」という新たな切り口におけるコンテンツ/プロダクトの発表を目指して、5月15日より月1回のワークショップを実施する予定です。

「#しかたなくない」公式サイト:https://shikatanakunai.com
「#しかたなくない」Twitter:https://twitter.com/shikatanakunai_

性共育プロジェクトとは?

世界中で積極的に性教育に取り組んでいるなか、日本では性教育の取り組みが後回しにされている実情が近年指摘されています。しかし、学校や企業が単体で変えられることには限界があります。

教師によるマニュアル的な「教育」ではなく、大人も子供も垣根なく、本当に知りたい事柄を日常的に深めていく「共育」。それこそが性分野における水準を高めるキーになるのではないか。そんな仮説を実証するべく「性共育」を模索し、形にすることで社会のアップデートを目指します。

これまでの性的マイノリティや障がいがある方の多様な性を軽視したマジョリティだけのための性教育ではなく多様な視点をもったプロジェクトにすべく、1月にプロジェクトオリエンテーションを実施。その参加者の中から有志で、性的マイノリティの当事者、障がい福祉施設の方、現役の学生、産婦人科医、性教育講師、企業の方など、さまざまな視点と専門性のある方々をメンバーに迎えました。

5/15の初回のワークショップではコンテンツ制作にむけて「性共育の可能性を探る」をテーマに、日本の性教育には何が足りないのか?を議論していきます。

性共育プロジェクトメンバー(敬称略、順不同)

古川直子(株式会社TENGAヘルスケア)
福田眞央(株式会社TENGAヘルスケア)
下山田志帆(株式会社Rebolt)
内山穂南(株式会社Rebolt)
増田早希(株式会社セカミー)
能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN
江連千佳(株式会社Essay)
田中史緒里(株式会社クーゼス)
大下愛海(株式会社ディレクションズ)
青木絢(株式会社ディレクションズ)
菊池文恵(NPO法人ソーシャルデザインワークス)
山崎美波(NPO法人ソーシャルデザインワークス)
宋美玄(産婦人科医)
にじいろ(思春期保健相談士)
NANA(LGBTQ+専門PRフリーランサー)
みっつん(動画クリエイター)
シオリーヌ(助産師)
小川マリナ(学生)
中島梨乃(学生)
原田史(株式会社ディレクションズ)
+現役高校生3名参加予定

ワークショップ詳細

性共育プロジェクト ワークショップDAY1
「性共育の可能性を探る」
日程: 2022 年 5 ⽉ 15 ⽇ (日)
時間:15:00~18:00
場所:東京都品川区上大崎2丁目13-17目黒東急ビル1F
※ワークショップの一部は上記URLにて一般公開予定です。
詳しくは#しかたなくない Twitterアカウントをご覧ください。https://mobile.twitter.com/shikatanakunai_

性共育プロジェクト ワークショップDAY2
「性共育のコンテンツを探る」
時期: 2022年6月中旬

性共育プロジェクト ワークショップDAY3
「性共育のコンテンツを定める」
時期: 2022年 7月初旬

性共育プロジェクト ワークショップDAY4
「性共育のコンテンツ実現へ」
時期: 2022年 8月初旬

株式会社ネクイノ代表取締役 石井健一 コメント

昨年12月に立ち上がった#しかたなくないプロジェクトには多くの企業・団体および個人の方々から「自分達も何かをしたい」「どうしたらいい?」という声をいただきました。このようないただいた声に対して私たちが大切にしている価値観の中でどう表現するかを考え、フラッグシッププロジェクトとして「性共育(せいきょういく)」という名の下に集っていただいた方々と新しい価値を生み出していきたいと考えています。プロジェクトの進捗具合を定期的に皆様に共有させていただくとともに、2022年11月に行われるSIWにて成果報告ができればと考えています。

「#しかたなくない」プロジェクトとは?

株式会社ネクイノは、オンラインのピル処方サービス「スマルナ」を展開し”ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中を作る”をミッションに掲げ、「しかたない」という我慢や諦めをなくし、それぞれが自分らしい人生を歩むため、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)の実現を目指しサービスを提供してきました。そのサービスを開発/展開を通じて、直接多くの方から「体調不良でも、周囲に迷惑をかけたくないので出社する」「パートナーが避妊をしてくれない」「生理の日でも学校を休めない」「出産したらキャリアアップできない」といった声を聞いている中で、わたしたちは気づかないうちに「しかたない」と諦めていることに今こそ向き合わなければならないと感じました。

性やカラダにまつわる「しかたない」を可視化し、みんなで話し合い、考える機会をつくることで「しかたなくない」へ変えていく。当事者に限らず、すべての人に考えてもらえるように「#しかたなくない」を合言葉にしたプロジェクトを立ち上げています。