渋谷区、京王電鉄株式会社と共同で設立した「ササハタハツまちラボ」(以下、まちラボ)と共に、玉川上水旧水路緑道を活用した『388 FARM β』(ササハタハツファームベータ)を実施します。
玉川上水旧水路緑道では、渋谷区の事業として平成29年度より再整備計画が進められています。現在は、地域の方々の意見を取り入れながら基本設計を行っています。玉川上水旧水路緑道は、再整備コンセプトである『FARM』を軸に、地域の皆で食と暮らしを楽しみ、こどもから大人まで、年齢も障がいの有無も関係なく、誰もが参加できる場所に生まれ変わろうとしています。再整備コンセプトである『FARM』には、「農」と「育てる」の二つの意味が込められています。
まちラボは、2020年7月に渋谷区・京王電鉄株式会社・一般社団法人渋谷未来デザインが共同して発足した団体です。京王線笹塚駅・幡ヶ谷駅・初台駅のそれぞれ頭文字を採り、「ササハタハツ」と称しているエリアを、地域住民をはじめ地域に関わるあらゆる人々にとって魅力的なまちにしていくための活動を行っています。その活動の一環としてまちラボは、将来再整備される玉川上水旧水路緑道の再整備コンセプトを体現する実験イベントを“388 FARM β”(ササハタハツファームベータ)と称して実施します。”β“は未完成で発展途中段階であることを示していて、今回の取組みは、未来の暮らしの実験であることを表しています。
388 FARM βでは、農・アート・教育・マルシェなどをきかっけに地域のつながりや交流を生み出し、今までにない新たなコミュニティを育みます。こどもたちの学びの場として、個人のアイデアを形に出来る場として、様々なチャレンジを応援する場として、ひとりひとりの暮らしが彩られる未来のササハタハツの暮らしの実現に向けて、これから様々な実験を行っていきます。
まずは第一弾として、農・食・コミュニティに関する社会課題・地域課題を解決する388マルシェとして、生産者と直につながることが出来るマルシェ及びまちラボで認定・登録している市民共創プロジェクト“ササハピ”の体験・発表を行います。この地域ならではの豊かさを、みんなでつくっていく実験イベントにぜひご参加ください。
shibuya good pass でササハタハツの情報発信
新しいまちづくりプロジェクト「shibuya good pass」でササハタハツに関する情報を発信しています。
『388 FARM β』(ササハタハツファームベータ)を実施するにあたり、長谷部健渋谷区長とササハタハツまちラボ後藤太一氏の対談を掲載。ササハタハツエリアの未来への思いと、これから始まる緑道活用パイロット企画について紹介しています。
shibuya good pass : https://portal.goodpass.me
イベントの概要
開催日時:2021年11月7日(日)8:00~14:00
場所:渋谷区初台1-33 玉川上水旧水路緑道内特設会場(初台出張所前)
主催:ササハタハツまちラボ(https://www.sasahatahatsu.jp/)
共催:一般社団法人渋谷未来デザイン
協力:初台町会・初台商盛会・初台まちづくり協議会
実施内容:マルシェ・体験イベント・ワークショップ
まちラボの概要
目 的 :ササハタハツエリアでの暮らしの質の向上
実施事業:
1.コミュニティ活動支援・運営事業
ササハタハツピープルまちづくりサポート制度(以下、「ササハピ」という)において「認定」「登録」された市民共創プロジェクトの実装に向けた支援を行います。
2.官民連携事業
今後、渋谷区が整備予定の玉川上水旧水路緑道をより質の高い空間とするため、緑道を活用したイベント等を行います。
3.ビジョン策定事業
ササハタハツエリアの資源や歴史を踏まえ、まちが何を大切にし、何を目指すかを共有するため、まちづくりビジョンを策定します。
4.情報発信事業
ササハタハツまちラボやササハピプロジェクトの活動をエリア内外に広く発信します。