「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」を主催した「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は2期目を迎え、今期73社が参加
一般社団法人渋谷未来デザイン、KDDI株式会社、一般財団法人渋谷区観光協会の3社を主幹とする「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は2021年4月に2期目を迎えました。今年度は、73社が参画し、新たな体制でプロジェクトを運営して参ります。
昨年度は、渋谷区公認「バーチャル渋谷」を誕生させ、デジタルツインシティとして様々なイベントなどを行う一方、AR技術や5Gカメラなどを使用した企画や実証実験を渋谷区内にて行い、渋谷の街と最先端技術を掛け合わせたエンターテイメント施策をいくつも行ってまいりました。これらの取り組みは国内外でも評価され、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」は第7回JACEイベントアワード最優秀賞経済産業大臣賞、日本イベント大賞を受賞し、そのほかプロジェクト全体や施策に対しても数多くの賞を受賞することができました。
今年度は更なる事業創造の取り組みを行えるよう、事業化またはPoC(概念実証)レベルの企画実施をすることを目標に、アート、教育、観光、音楽、スポーツ、Esports、Virtual Cityの7つの分野で分科会を開催していき、参画企業それぞれの得意領域を活かせる体制を作っていきます。
昨年度からの主な受賞
第7回JACEイベントアワード:最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞)
「バーチャル渋谷au 5G ハロウィーンフェス」
https://award.jace.or.jp/
Spikes Asia 2021 Silver受賞
Brand Experience & Activation//Live shows, concerts, festivals
「Festivals SHIBUYA VIRTUAL HALLOWEEN」
https://www2.spikes.asia/winners/2021/brand_experience/index.cfm?award=3
2021 Webby賞受賞
Virtual & Remote – Technology Webby
「UNLIMITED REALITY」
https://winners.webbyawards.com/2021/virtual-remote/general-virtual-remote/technology/168109/unlimited-reality
MCPC Award 2020 サービス&ソリューション部門優秀賞
「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」
https://www.mcpc-jp.org/award2020/index.html
VFX-JAPANアワード 先導的視覚効果部門 優秀賞
「バーチャル渋谷」
https://vfx-japan.jp/award2021sokuhou/
https://vfx-japan.jp/award/
MM総研大賞2021 話題賞
「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=494
主幹事企業:一般社団法人渋谷未来デザイン、KDDI株式会社、一般財団法人渋谷区観光協会からのコメント
一般社団法人渋谷未来デザイン 理事 長田新子
渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトは、渋谷未来デザインが目指す官民連携のあり方〜多様な主体がこれまでにない仕組みで共創し実装すること〜をまさに体現し実装しているプロジェクトであり、組織の枠を超えてONE TEAMとして目標に向かいながら、PoCを繰り返し我々自身が日々進化していることを実感しています。コロナ禍で生まれた「バーチャル渋谷」のように、都市が直面する課題と未来の可能性をクリエイティブの力と掛け合わせて社会的に意義ある形にすることは、この渋谷を軸に集まったチームだからこそできることであります。今期は新しいパートナーも迎えながら、各社の主体性がますます大事になってきています。渋谷xエンターテイメントを軸にした最強のプラットフォームを活用して事業の新しい芽をどんどん生み出していけるように新たな気持ちで進んでいきたいと思います。
KDDI株式会社 革新担当部長 三浦伊知郎
2018年に渋谷未来デザインに参加して以来、2019年に「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」を立ち上げ、その後2020年には現在のコンソーシアムである「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」を発足させました。2年強で約30を超える企画を実施し、その代表作となる渋谷区公認「バーチャル渋谷」を立ち上げることができました。バーチャル渋谷は渋谷区と緊密に連携し街の発展に寄与していくと共に、新しいビジネスの想像の可能性を多大に秘めている自治体と企業とがイノベーティブに取り組んだ好事例となったと思います。今年度はさらにユニークなプロジェクトを各分科会と共に生み出していく有意義な年となるように全力で取り組んで行きたいと考えております。
一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事 金山淳吾
2020年春、コロナ禍の中、都市の新しい可能性を考えるプロジェクトとして立ち上がったバーチャル渋谷。ローンチイベント以降、渋谷区の公認空間として、ハロウィーン、クリスマス、そして地域を拠点としているアーティストへの活動機会の創出など、行政機関と連携した地域課題への対応、オルタナティブな都市体験機会の創出へと取り組んできました。
今後、より具体的なサービス開発やPOCなどを、多様な企業の皆さん、渋谷区に集まる生活者とともに取り組むと共に、仮想体験を「もう一つのリアル」として捉え、よりワクワクする渋谷区体験の創造に貢献したいと思います。
分科会リーダーからのコメント
アート分科会 リーダー 織田笑里(株式会社テレビ朝日)
多様な価値観を受け入れ、「ちがい」を楽しむ懐の深さと、「ちがい」を街の魅力にまで昇華させるパワーを持つ渋谷。テクノロジーの発達や社会の大きな変化の中で、色々な領域と溶け合い存在感を放つアート。渋谷の街の中にアートがインストールされていくと一体どんなことが起きるのだろうか?と期待が高まります。
参画企業の方々と渋谷×アートの新しい取り組みを実現していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
教育分科会 リーダー長江 努(株式会社ディレクションズ)
子どもたちを取り巻くコロナ禍の学習環境の課題は、子を持つ親としてより自分事になりました。全国自治体の中でもトップレベルのICT教育の下地の整った渋谷区だからこそ、チャレンジできることはたくさんあると思います。教育委員会とも連携しつつ、実効性の高いプロジェクトを企画、推進して行けたらと思います。是非お力をお貸し下さい!
観光分科会リーダー奥平洋一(株式会社KADOKAWA)
本プロジェクトが発足した初年度は、貞本義行先生によるハチ公を擬人化した「バーチャル渋谷区長」の制作などを手掛けさせていただきました。今年度は、本IPを活用した「バーチャル渋谷」のPRをはじめ、渋谷区の様々な取り組みを、効果的に発信できるプラットフォームの構築を目指してまいる所存であります。また、この取り組みを他エリアへ展開させることを視野に、地方自治体などと連携し合い、「バーチャル空間」ならではの施策を創り上げていきたく存じます。
音楽分科会リーダー酒井 祥(ライブネーション・ジャパン合同会社)
コロナ禍により、世界中の人々の移動や集合が制限される中、音楽業界では今までのようにライブを開催する事が困難となり、業界全体が大きな打撃を受けました。しかし、そこから配信ライブという新しいカルチャーが産まれ、テクノロジーの力で世界中の人々が、遠く離れた場所にいながらも、音楽を通して同じ時間・同じ空間を楽しみ、共有するということが今活発に行われています。「渋谷発世界」へをキーワードに、バーチャル渋谷という場所が、この新しいカルチャーの発信源として、日本のみならず世界に向けて様々な日本の音楽を発信し、世界中の人々がそれを求めて集う空間を創造していければと思っています。
スポーツ分科会リーダー上野 桂(株式会社スポーツビズ)
スポーツの直感的な魅力である「フィジカル」に、5Gテクノロジーなどにより実現される「デジタル」を掛け合わせることで、時間や距離、常識や想像のボーダーを乗り越えて、どんな「する/観る」ことがクリエイションできるか。渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトのみなさまとタッグを組んで、そんなチャレンジを通して、WOWな瞬間を創っていきたいと思っております。
Esports分科会リーダー 笠原 聡(株式会社PlayBrain)
様々なメディアでも取り上げられるesportsですが、まだまだ日本で関わる企業団体数や、収益化、海外のようなマーケットの広がりが進んでいる状況ではないと思われます。そのような中で渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトの様なコンソーシアムで様々な業態の企業や都市が関わることで、今後の日本でesportsを発展出来るようなプロジェクトにしたいと思っております。大会だけではなく、エンターテインメントやスポーツの観点でのコンテンツ制作を行っていければと思っております。
渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト
目的
来る5G時代を見据えて、都市の未来像とエンターテイメントの力をテクノロジーを駆使しながらカタチにすることで、渋谷が常に最先端且つアクティブな街で居続けることや次世代の渋谷の価値創造を目指す。
背景
2019年にKDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会は前身となる「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」を立ち上げ、2020年に30社以上の企業と共に「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」として拡張。2021年には73社が参画。
内容
参画企業の持つアイデア、知識、リソースを掛け合わせ、リアルとバーチャルを組み合わせた渋谷らしい新たな体験価値を生み出す。公共性や街への還元を担保しつつ、「事業化を見据えた」実証実験を継続的に行い、本格的な事業モデルを検討・遂行する。
主幹事
KDDI株式会社 一般社団法人渋谷未来デザイン 一般財団法人渋谷区観光協会
参画企業(順不同/6月21日現在)
一般社団法人渋谷未来デザイン・KDDI株式会社・一般財団法人渋谷区観光協会・株式会社ナターシャ・株式会社Psychic VR Lab・株式会社柿本榮三美容室・Supership株式会社・株式会社ディレクションズ・株式会社イープラス・東急不動産株式会社・株式会社シブヤテレビジョン・一般社団法人MUTEK Japan・株式会社セップ・株式会社バンダイナムコアーツ・株式会社フジテレビジョン・株式会社エクシング・株式会社ピクス・株式会社PocketRD・NowDo株式会社・株式会社PlayBrain・ぴあ株式会社・株式会社モノクロム・株式会社INFORICH・株式会社ミクシィ・クラスター株式会社・株式会社IMAGICA EEX・株式会社スポーツビズ・株式会社イマジカデジタルスケープ・株式会社日本総合研究所・株式会社ディー・エヌ・エー ・ライブネーション・ジャパン合同会社・東京メトロポリタンテレビジョン株式会社・株式会社クリエイティブマンプロダクション・ANAホールディングス株式会社・クリプトン・フューチャー・メディア株式会社・株式会社テレビ朝日・DN Technology & Innovation株式会社・株式会社ローソンエンタテインメント・株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント・AXELL株式会社・株式会社スマートメディア・株式会社 J-WAVE・株式会社スペースシャワーネットワーク・CINRA, Inc.・Inspire High, Inc.・Twitch Japan 合同会社・Moment Factory Three株式会社・DOMMUNE株式会社・株式会社A-Sketch・株式会社mediba・株式会社アカツキ・デジタルハリウッド株式会社・東急株式会社・株式会社パルコ・大日本印刷株式会社・株式会社デジタルガレージ・スペースラボ株式会社・株式会社stu・Netflix 合同会社・サッポロビール株式会社・ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社・株式会社クリエイティブプロジェクト・株式会社プラチナム・株式会社 丸井・株式会社みずほ銀行・みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社・株式会社SHIBUYA109エンタテイメント・三井不動産株式会社・株式会社そごう・西武 西武渋谷店・株式会社KADOKAWA・SHOWROOM株式会社・プレティア・テクノロジーズ株式会社・ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社 (合計73社)
後援
渋谷区・渋谷区商店会連合会