公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(代表理事:布村 幸彦)は、渋谷区(区長:長谷部 健)と、ダンススポーツ競技の普及・振興、地域コミュニティの活性化、多様性社会の実現に向けた取り組みを連携して推進するため、協定を締結しました。
本協定を通じて、両者は競技イベントの実施協力、学校部活動の地域展開支援、そして渋谷区ならではのストリートカルチャー発信や代々木公園 BE STAGE「Spot. Yoyogi Park」などを活用したスポーツ機会の提供などを、共同で推進していきます。
協定締結式概要
日時:6月19日(木) 13:00-13:30
会場:渋谷区役所9階 庁議室
登壇:
長谷部健(渋谷区長)
布村幸彦(日本ダンススポーツ連盟 代表理事・会長)
渡邊マーロック(日本ダンススポーツ連盟 理事・渋谷未来デザイン)
長田新子(日本ダンススポーツ連盟 理事・渋谷未来デザイン 理事・事務局長)
KATSU ONE(日本ダンススポーツ連盟 ブレイクダンス本部長)
主な連携協力事項
・ダンススポーツ競技に関する事業
・ダンススポーツ競技のイベントの実施協力
・学校部活動の地域展開に関する取り組み
・渋谷区のストリートカルチャー発信
・代々木公園を活用したスポーツ機会の提供
布村幸彦氏(日本ダンススポーツ連盟 代表理事・会長)コメント
「渋谷区とは長年にわたりダンススポーツを通じて深い関係を築いてきました。特にブレイキンは代々木第二体育館をはじめ、渋谷を“聖地”の一つとして長く応援いただいています。今回の協定により、地域の皆さまにダンススポーツをより身近に感じていただく機会が広がるとともに、私たちも街づくりの一端をスポーツの力で支えていきたいと考えています。お互いにとって意義ある連携となるよう、今後もダンススポーツの振興と渋谷の発展に貢献してまいります」
渡邊マーロック(日本ダンススポーツ連盟 理事・渋谷未来デザインプロデューサー)コメント
「渋谷とヒップホップカルチャーの歴史的な関係や、マルチスポーツ環境の推進、そしてダンススポーツが育む多様性の学び。この3つを背景に、渋谷区との協定締結に至りました。今後は、全日本ブレイキン選手権の開催や、学校現場での講師派遣・競技体験機会の提供を通じ、子どもたちが多様性や自分らしさを学べる環境を広げていきます。渋谷の地で、ストリートスポーツを軸とした教育と競技の循環を生み出す新しいモデルを築いていきたいと考えています」
長田新子(日本ダンススポーツ連盟 理事・渋谷未来デザイン 理事)コメント
「渋谷は多様なカルチャーが根付く街です。今回の協定は、ダンスやヒップホップが育まれてきたこの地だからこそ意義深く、渋谷未来デザインとしても、理念を具体的なアクションへとつなげ、街に根付かせる役割を担っていきたいと考えています。若年層への学びや成長の機会の創出だけでなく、社交ダンスを通じたシニア層の健康支援など、あらゆる世代に開かれた取り組みを目指します。渋谷発の取り組みが他地域・国際社会へ広がるよう、引き続き力を尽くしてまいります」
KATSU ONE(日本ダンススポーツ連盟 ブレイクダンス本部長)
「ブレイキンは多様性に富んだカルチャーであり、ヒップホップが生まれた背景そのものが、今の子どもたちにとって大きな学びになると感じています。そうした文化をダンスという手段を通して伝えていくことは非常に意義のあることだと思います。今回、行政とともにストリートカルチャーや若者文化を広げる取り組みに関われることを、心から嬉しく思っています」
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「ブレイキンが描く、スポーツと都市のあたらしい接点」布村幸彦さん/渡邊マーロック/長田新子
▶︎ https://fds.or.jp/voice/v067/
渋谷を舞台に、ストリートダンスと行政が手を取り合う取り組みが一段を厚みを増しています。多様性と自己表現を育むダンススポーツが、世代や立場を越えて人々をつなげていく——カルチャーの交差点・渋谷から、未来のスポーツ文化のあり方をどのように広げていけるのか、今後の展開にもぜひご注目ください。