将来を担う学生にサステナブルなモノづくりの機会を提供
KDDIと渋谷未来デザインによる「Fashion meets Technology in SHIBUYA」は、5Gやバーチャルヒューマン、スマートグラスを活用することでファッションの表現の可能性を広げながら、アパレル業界のサステナブルなモノづくりを支援するプロジェクトです。
このたび第1弾企画として、KDDIのクリエイティブチーム「au VISION STUDIO」が、ファッション専攻学生のデザインを3DCG化して展示する「XR Fashion Exhibition」を「GINZA 456 Created by KDDI」で開催します。
この展示会は、ファッション業界の将来を担うベルエポック美容専門学校の学生に対して、年間4万5千トンの端材などが排出される(注1)アパレル業界の廃棄課題の理解促進を目的に、スマートグラスやXRなどのテクノロジーを活用したサンプルレスなモノづくり体験の機会を提供しました。
展示会の作品は、ベルエポック美容専門学校の学生のデザインを、東京ファッションテクノロジーラボの協力のもと、スマートグラスを通して生地感などが確認できるように3DCGでデジタル化しています。展示会場となるGINZA 456では、スマートグラス越しにデジタル作品が目の前に出現するほか、実際に近づいたり回り込んだりしながら観ることもでき、その場に実在の作品が存在するかのような体験ができます。また、GINZA 456のほか、「au XR Door」を通じて体験することもできます。
「XR Fashion Exhibition」について
1.概要
・KDDIは、アパレル業界課題のひとつである製造過程でのサンプル廃棄物問題などを解決するため、5GやXR、スマートグラスなどテクノロジーを活用したアパレル業界のDXを支援しています。
・このたび、ベルエポック美容専門学校でファッションを学ぶ学生からデザインを募集し、東京ファッションテクノロジーラボの協力のもと、学生のデザインを3DCG化しました。展示会ではこの3DCGをデジタル作品としてスマートグラスを通じて鑑賞することができます。
・KDDI総合研究所が開発したVPS(注2)を活用することで、目の前に実物があるかのような感覚を作り出し、体験者が実際に近づいたり回り込んだりしながら素材感を確認することができます。
・作品のデジタル化により、サンプル製造にかかる時間やコスト、廃棄物を削減することができます。また、作品のデジタル化により実物の展示が不要となるため、展示ロケーションの柔軟性が高まり、作品テーマに合わせた場所での展示会の実施など、表現方法の拡張にも繋がります。
詳細はこちら
2.期間
2022年2月22日から2022年3月31日まで
3.場所
GINZA456 1階展示スペース
4.展示会場以外での鑑賞方法
遠隔地をXRで体験できるサービス「au XR Door」でご自宅などからでも本展示会のデジタル作品を鑑賞できます。詳細はこちら
5.協力
・ベルエポック美容専門学校(URL:https://www.belle.ac.jp/)
学校法人東京滋慶学園が運営する専門学校です。カリキュラムに3Dモデリングの授業を導入するなど、アパレル産業のDXを推進する技術の認知拡大、新たなクリエイターの輩出、学生たちの技術の向上に取り組んでいます。
・東京ファッションテクノロジーラボ(URL:https://tfl.tokyo/)
日本初のファッションテック養成学校です。変革期を迎えた国内ファッション産業をICTや最新のデジタルテクノロジーを活用して変えていく人材の育成を目指しています。
・株式会社Mawari(URL: https://mawari.io/)
XRコンテンツのストリーミング技術とVPSの連携に取組んでいる会社です。本展示会では、KDDIと共同でスマートグラスを通じてデジタル作品を鑑賞できるアプリを開発しました。
(注1)出典:環境省 サステナブルファッションhttps://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
(注2)VPS (Visual Positioning Service):従来のGPS (Global Positioning System、全地球測位システム)の発展系と位置付けられ、現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ(3Dメッシュや3D点群など)と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定します。