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2020.01.08
スタートアップエコシステムのグローバル拠点都市を目指すコンソーシアム形成へ【レポート】

今年度、国は「世界に伍するスタートアップエコシステム拠点形成戦略」を発表し、その中で、今年度末に国内でグローバル拠点都市を2〜3カ所選出、制度面・資金面で集中支援するとしています。

『渋谷こそ、グローバル拠点都市に最もふさわしいのではないか』長谷部健渋谷区長の呼びかけのもと、拠点都市としての環境を整備していくためのコンソーシアムの形成を目指して、渋谷でスタートアップを育む有志の皆さんが一同に会するイベントが行われました。


「Startup Crossing Shibuya キックオフイベント」
2019年12月19日(木)19:00〜21:00
@EDGEof


当日、開会時間を迎える頃には、会場はすでに満員。早速そこかしこで賑やかに交流が行われています。

「60社に声をかけたが、それ以上、人数にして150人以上にご来場いただいているようです」
冒頭、長谷部区長は期待の笑みを浮かべてこう挨拶します。
「世界の各都市のスタートアップエコシステムの成熟度に関する資料を見ると、ランキングに日本の都市が入っていない。ここに東京が入っていくために、渋谷がそれを牽引しなければ」

また、コンソーシアム形成について、「グローバル拠点都市の選出において渋谷を外すわけにはいかないという熱気をここでつくりたい。東京、世界をこの街から騒がせていきましょう」と意気込みます。

「エコシステムをつくっていくために行政ができることは何かと考えると、金銭的なバックアップはなかなかしづらいが、国とのパイプ役になったり、あるいは規制緩和といった面でできることは多いです。
ただ、行政が勝手に“やろう”と言ってもなかなかできない。こうした推進力は民間から生まれてくるものだと思っています。僕は民間から生まれたカルチャーに囲まれて育ってきました。竹の子族…DCブランド…渋谷系…。どれもストリートから、いろんな人が混じり合って生まれた文化で、そこで行政がやったこといえば、例えば歩行者天国をつくったことなどだったと思う。そんなふうに、行政としては舞台をつくっていきたいです。
行政と一緒にやることでみなさんのビジネスが広がるように、この場を活かしてもらいたい。そういうコミュニティをしっかりつくっていきたいと思っています」

続いて、来賓の挨拶。

東京都 戦略政策情報推進本部特区推進担当部長 米津 雅史さん
「イノベーションの担い手の皆さんが世界に羽ばたく後押しを全力でしていきたい。その拠点に東京がなっていくために、渋谷の協力はかかせません」

株式会社デジタルガレージ 代表取締役社長 林 郁さん
「デジタルガレージが運営する、グローバル展開を志す起業家の支援プログラム『Seed Accelerator Program』を通じて、これまで100以上のスタートアップが世界へ羽ばたいていった。これからも我々はグローバルインキュベーションのハブとなり、あたらしいエコシステムのために渋谷区に協力していきたいと思っています」

東急株式会社 執行役員 渋谷開発事業部長 東浦 亮典さん
「渋谷を差し置いて日本のスタートアップは語れません。私は、社会実証実験ばかりではなく実装していきしょう、と事あるごとに言っていますが、渋谷がよりイノベーティブになるために、これからも尽力していきたい。
東京都と渋谷区が手を組んで、渋谷を拠点に世界へイノベーションを発信していく大きなきっかけに、今日の会がなればと願っています」

その後、ネットワーキングの時間に。渋谷のスタートアップのキーパーソンたちが一堂に集う場とあり、熱気あふれる対話が閉会時間ぎりぎりいっぱいまで続きました。

2020年、スタートアップエコシステムのグローバル拠点都市として渋谷があることを目指して、今夜がその大きな足がかりのひとつになったことが、この会場の活気によって十分に実感できます。

これからもこのコンソーシアムが、より上を目指すスタートアップのハブになりながらも、一同がともに力を合わせて渋谷という街をよりグローバルに躍進させる契機となっていくことが期待されます。