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2019.12.04
女性が夜のシーンを楽しめるためのコミュニティを生み出す「WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」【レポート⑥】

WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA
DAY 2 – SESSION 3
「女性から見た、わたしたちのナイトカルチャーと未来」
日時:11月6日(水)21:00〜21:45
登壇:
Licaxxx(DJ、ビートメイカー)
桂葵(3×3日本代表候補) 
<モデレーター> MC MAMUSHI


「女性から見た、わたしたちのナイトカルチャーと未来」をテーマにしたトークセッションではDJのLicaxxxさんと3×3日本代表候補バスケットプレイヤーの桂葵さんが登壇。MC MAMUSHIさんの進行のもと、それぞれの意見を交わしました。

若者が集う「渋谷の街の印象」について、「クラブがひしめきあっている場所であり、レコード店も多くクラブミュージック好きには重要な場所」とLicaxxxさんが語る一方で、
桂さんは「渋谷はバスケットボールとも縁が深い場所。スポーツショップのGALLERY・2は、学生時代はバスケ部のデートスポットだったりしたし、ストリートバスケットコートがある代々木公園は24時間フルコートでバスケットができる環境になっていて、日本では珍しい」と渋谷とバスケットボールの関係を語りました。

「渋谷の夜の過ごし方」について、「週末は深夜0時くらいからクラブに行くことが多い。平日も夜に遊べる音のいいDJバーが増えた」とLicaxxxさん。
桂さんは「代々木公園でバスケをする夜もあれば、普段は会社員なので、銀座で会食がある日もあり、その振り幅の大きさを楽しんでいる。現在は平日の週3か4くらいはバスケットボールに時間を割いていて、週の中で1日くらいは自分の時間として食事をしたり映画を観たり」とお互いに異なる渋谷の夜の過ごし方を紹介しました。

女性からみたナイトシーンの今後について、Licaxxxさんは、
「日本では夜遊びというとイメージが悪く、特に親世代だとそんな印象を持っている人も少なくない。そのため、深夜に真面目に音楽を聴きに行ったりする人やクラブが存在するということを知らないので、まずはそれが改善されないといけない。ナイトタイムエコノミーでいえば、そのような純粋に音楽を愛する人たちが集まるクラブには若い女性も気楽に来てほしいし、まずは幅広く周知してもらうことが重要なので、自分が活躍している姿を見せていかないといけない。海外だとDJはなりたい職業ランキングで上位。しかしながら日本ではそのイメージはない」
と今後に向けた改善点を指摘しました。

一方、桂さんは「夜の代々木公園は不思議な場所。時間帯、曜日によって集まる人が違うという意味で、まさに色々な人が集まる“公園”になっている。バスケットを通じてカルチャーが生まれる場所になっていて面白い。バックグラウンド、名前も必要なければ、男性も女性も関係なく、その日のパフォーマンスが良ければ認めてもらえる。そこがシンプルでうれしい」と、ナイトシーンのストリートバスケットにも、色々な人が集まることでカルチャーが生まれるといったクラブシーンと共通する要素があることについて語りました。

また安全性の面でLicaxxxさんは「クラブの安全性についての認識を変えていきたいし、そのためのきっかけに自分がなりたい」と語ります。

「安全性については、複数の人が集まる公共の場所と言う点でみんなで認識を変えて行くべき。なんでもやっていい場所ではなく、法律を遵守した上で最大限にカルチャーが守られるべき場所」。

桂さんも「バスケットの街とされるニューヨークですら、女性が自由にプレイできるストリートコートは意外と少ないと聞く。力の、女性も同じようにバスケットを楽しめばもいいと、そういったことを推進するガールズコミュニティがあるので、日本でも近しいコミュニティが作れたら」と、とその未来に対する期待を語ります。

「バスケットがしたい女子が、スキルの有無や時間、場所を問わず、集まれる場があることでその先のコミュニケーションが生まれる。そんなコミュニティが渋谷に生まれてほしい」

また最後に桂さんは、WHITE NIGHT WEEK期間中に渋谷キャストで開催され、彼女も出場した、夜に楽しむ3×3バスケットボールイベント「WHITE NIGHT PLAYGROUND」について、こう語りました。

「3×3の魅力はストリートが起源であること。大会エントリーは誰にでも開かれていて、例えば大学のBチームだった人がオリンピアンに勝つような、思ってもみないことが起こるところがおもしろいんです」