渋谷と広島を5Gで接続して遠隔地の中学生にダンスを指導

プレスリリース
渋谷と広島を5Gで接続して遠隔地の中学生にダンスを指導

大容量4Dのレッスン動画を5G環境下でストリーミング配信

一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)は、広島県と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と、渋谷スクランブルスクエア(渋谷区)とイノベーション・ハブ・ひろしまCamps(広島市)を5Gで接続して、渋谷区の中学生と広島県の中学生を対象にしたダンスレッスンを実施することに合意しました。2拠点を5Gで接続した遠隔交流ダンスレッスンは、2019年11月9日(土)に実施します。

この取組は5Gを活用して4D動画のストリーミング配信と、遠隔地からのダンス指導を行うものです。広島にいる中学生は、4D動画のストリーミング映像配信ソリューション「Free View Point Tube」を活用し、事前収録した指導員のダンスレッスン動画を自分の好きな角度から確認し、立体的なダンスの動作を体感しながら学ぶことが可能となります。また、渋谷と広島を5Gでつなぎ、両会場の様子を相互に中継することで、遠隔地に居ながら一緒にダンスのコラボレーションを楽しむことができます。

渋谷未来デザインは、広島県が進める先端テクノロジーの高度活用を促進するためのAI/IoT実証プラットフォーム事業「ひろしまサンドボックス」に参画しており、両者ともに若い世代を対象にダンスでの地域活性化をめざしています。若い世代に関心の高い内容で地域活性化をめざす広島県と、地域間交流のハブになることをめざす渋谷区の方向性が一致し、5Gを用いた遠隔レッスンは、ドコモが考える5Gのユースケースの一つであったことから、本取り組みを実現することになりました。

5Gは、遠隔地の学校間交流や、専門家を交えた質の高い学びへの活用なども期待されています。今後三者は、5Gを活用した地域の活性化や新たな学びの形についての検討を進めていきます。