2018.12.19
都市の課題をテクノロジーで解決する未来
「DOCOMO Open House 2018」5Gを活用した渋谷都市課題解決セッション 【レポート】
DOCOMO Open House 2018 ビジネスを、世界を、5Gで革新する
NTTドコモが提案する最新テクノロジーをビジネスに取り入れよう、そのテクノロジーをいち早くこの目で見てみようと、多くの人が詰めかけ活気あふれる会場の一角で、渋谷の未来を考えるセッションが開催されました。

これは渋谷未来デザインの参画パートナーのNTTドコモが主催した「DOCOMO Open House 2018 ビジネスを、世界を、5Gで革新する。」のワークショップの一つで、先般話題となった渋谷のハロウィンをテーマに、その課題についてテクノロジーを駆使して解決するアイディアを広く募集する目的で、5つのテーマに沿った議論が行われました。

◯ 登壇者
有田浩之さん(株式会社NTTドコモ 法人ビジネス戦略部サービス企画担当部長)
菅野太郎さん(渋谷区 土木部管理課管理係)
須藤憲郎(一般社団法人渋谷未来デザイン事務局長)
金山淳吾(渋谷区観光協会 代表理事、一般社団法人渋谷未来デザイン プロジェクトデザイナー)

◯ ファシリテーター
長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局長兼プロジェクトデザイナー)
渋谷のハロウィンでは今年、渋谷未来デザインとNTTドコモがプロジェクションマッピングを活用した実証実験を実施、ショッピングビル109のシリンダーに安全安心といったメッセージを掲出したhttp://fds.or.jp/news16.html実績があります。

「人を集めることは本当に大変なのに、渋谷にはとにかく人が集まってくる。集まってくる人たちをハッピーにするためにテクノロジーができることはもっとあるのではないか?」というNTTドコモ有田さんのコメントに、本来ハロウィンは人々が楽しむためのものである、というあたりまえの前提に立ち戻ります。

楽しむために大切なものといえばまずは安全と防犯です。「顔認証のシステムを使ったらという話がありますが、ハロウィンは仮装しているから顔認証が使えない。顔認証以外で個人を特定できるなにか、たとえば歩き方とか、そういうものがあればいいのでは?」と、ハロウィンならではの課題を金山が提示します。

「群衆の中から個人を特定するのではなく、全体を俯瞰して人と違う動きをする流れを作る『潮流』を掴むという考え方もあります。ある一定の人が違う動きをしているということを把握することで、防犯や安全に役立てようとしています」と、新たな視点を有田さんが提案します。

人が集まると必ず避けられないのがごみ問題。ハロウィンの翌朝渋谷駅には多くのボランティアが集まり、路上に散らばったゴミを片付けました。街をサポートしたいという人たちが非常に多くいるのですが、それに頼るだけでは解決にはなりません。「渋谷駅周辺のコンビニには、お酒の販売を自粛していただくなどの協力をお願いしました。一方、瓶が割れて危ないということで缶ゴミが増えてしまった」と今年出た課題を菅野さんが共有します。ただ、ゴミ対策をテクノロジーで解決しようとするのはなかなか簡単なことではなさそうです。

スクランブル交差点とセンター街に人が一極集中してしまっているので、人の回遊や分散というのも課題の一つです。「5Gは遅延なくコミュニケーションできるということが強みです。その場にいる個々の人達のスマホにエンターテイメントとしてコミュニケーションして、誘導するなどできるのではないか?」と有田さんが5Gの可能性について語りました。

人がたくさん集まっているのにお店にお金が落ちていない、という事実があり、街として消費をいかに増やしていくのかということにも取り組む必要があります。「普段からデータを取って特殊な時期と比較することで、データに基づいた具体的な提案ができるのではないか?」と街におけるリアルな消費行動の検証を模索する須藤に対し、菅野さんはハロウィン仕様のラインスタンプを販売するなど、渋谷に来なくても参加できる仕組みづくりを提案します。

「携帯やスマホは基地局とつながっているため、統計データとしてどのくらいの人がその場所にいるのかということが、拡大推計とSNS分析を掛け合わせると予測分析できます。タクシーの配車システムなどでも活用されているので、そういった予測ができるくらい、渋谷で大きなデータを取ってみたい」と有田さんが語ります。

今年いろいろとマイナスのイメージが付いてしまった渋谷のハロウィンですが、いいハロウィンになったねと言われるように、海外にも胸を張って情報発信できるようなものにしていきたいと、須藤が抱負を語りました。最後に長田が、「課題や意志が未来を変えると思います。それをテクノロジーの力で、5Gもそうですしそれ以外のものもあると思いますし、変えていけると思います」と締めくくりました。

来年のハロウィンに向けた5G実証実験“渋谷のハロウィン5Gとテクノロジーを活用し、安全で楽しいイベントにするためには、どういうことができるか?”のアイデア募集は現在ドコモ5GオープンパートナープログラムWebサイトにて募集中です。詳細は下記をご覧ください。


■ 渋谷のハロウィンを安全で楽しくするアイデア募集!

12月7日に実施した「5Gを活用した渋谷都市課題解決セッション」のテーマであった渋谷のハロウィン5Gとテクノロジーを活用し、安全で楽しいイベントにするためには、どういうことができるか?引き続き、会員の皆様からのアイデアをコネクテッド掲示板にて募集いたします!

募集しているテーマ:
①安全、防犯 ②ゴミ対策 ③回遊/人の分散 ④街のブランディング ⑤マネタイズ

いくつかのアイデアは、2019年10月末のハロウィン時に実証実験を実施する予定です。コネクテッド掲示板にご記入いただくには、ドコモ5GオープンパートナープログラムWebサイトへログインの上、コネクテッド掲示板にアクセスください。

「コネクテッド掲示板」はこちらから
https://5gbiz.idc.nttdocomo.co.jp/